7日 ニュース39号発送作業
発行部数1000部に達し、印刷・発送作業に8人で5時間以上かかる。週日の作業なので、時に人手不足になることもあり、高齢化に伴い対策が必要です。ボランティアで作業を手伝える人材を募集しています。
ローラン・モレさん講演会実行委員会
通訳担当者についての打ち合わせ、配布資料などについて検討しました。
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予想される原子力空母の横須賀母港化計画について県知事として「懸念の意」を表明して欲しい。
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原子力艦船の入港時のエド・メモアールの遵守と24時間以内の通告の復活を外務省に要請する。
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周辺自治体と原子力艦船の母港化を阻止する方向で連携して欲しい。
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原子力艦船の事故対策を充実させる。
などを要請。
1.以外については、基地対策課の担当者から前向きに検討・努力する旨の回答がありました。1.については、現実に「母港化計画が発表されていない時点でのコメントはしない」という方針が繰り返されたが、計画が発表された段階では「遅すぎる」という事態を理解しているのでしょうか。
今年1月14日の讀賣新聞が報道した「2008年、原子力空母の横須賀母港化」計画をどう捉えているのか。運動側としては知りたい問題である。
(県議会が紛糾している間、深夜まで居残りした事務方の中には、市民の会が提供したビデオを見て時間を過ごした方がおられるそうです。中のおひとりは「3回も拝見しました」と、私たちを驚かせた。さて、私たちのなかで3回も見た方はいますか?)
* 6月13日の横須賀市の12号バース工事着工GOサインにより、8月下旬から工事が開始される可能性がでてきたため、それに対する抗議と質問などを横須賀市当局へ行うこと、および港湾・基地対策課への安全対策(汚染の完全なる除去など)が十分でない時点での工事開始はしないようにとの働きかけを毎月行うことを確認。
* 街頭署名・街頭宣伝車巡回の時に使う幟旗、宣伝グッズを制作する。
16時からの署名活動に集まってくださった方、ご苦労さまでした。
18日 ローレン・モレさん講演会(三浦半島地区教職員組合会館ホール)
国際民衆法廷のために来日中の劣化ウラン弾の研究者であるモレさんをお招きした。
地質学者であるモレさんは米国内の核兵器研究所に勤務したのをきっかけに、被爆問題に関心をもった。3年前に広島・長崎を訪れ、「その衝撃が私の人生を変えた」といわれるほどの体験をする。今回はネバダでの核実験後の汚染と湾岸戦争、イラク戦争で米軍が使用した兵器の実態を取り上げ、「劣化ウラン弾を米国は戦争で使うだけでなく、他国に売り、被曝を世界に広げている」と訴え、自衛隊のイラク派遣を「派遣すれば汚染の可能性がある」と指摘した。
29日 横須賀市との交渉(6団体共同申し入れ)・・・参加者7名。
12号バースの工事、防災訓練などについて申し入れ。
確認事項
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油分の基準数値15mg/lを上まわった場合、防衛施設局と横須賀市で対応を検討する。
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くい打ち作業用の汚濁防止膜は海底に届くように設置するが、台風時に予想される1.5メートル以上の波が発生した場合、くい打ちは中止し、防止膜は引き上げる。
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2003年3月の第1回設計変更の内容は、市には提出されていないので、防衛施設局に直接、情報公開を求めて欲しい。
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4月19日に発表された横須賀基地の「艦船修理工場」の移転・建替え後には、『艦船部品の修理』がされる。・・・この内容はかなり重大な部分なので、今後、調査する必要がある。
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今年の原子力軍艦防災訓練は9月に行われる。第1回の昨年より、規模を拡大、内容を充実する予定。実施地域は未定。
* 工事に基因する環境の悪化については配慮しているようだが、検査の数値の管理や公開については、十分とはいえないのではないだろうか。最近、市の情報公開に対する姿勢が後退しているように思える。
* ミッドウエイが母港化されて今年で30年。厚木基地の騒音問題を含めて数々の問題に直面してきた。より危険な原子力空母の母港受け入れは断じて容認できない。横須賀市が市民の安全を考えるなら、もっと真剣に12号バースの延伸工事の意味を考え、対処してほしいと切に思う。
2日 会員拡大のための電話作戦(参加者4名)
署名などに取組んだ方でまだ会員未登録の方を中心に登録お願いの電話をしました。
10名以上の方が快諾してくれました。ありがとうございました。今後も会員拡大の努力をしたいと思います。ご協力よろしくお願いいたします。
10日 「モーターボートで海上から横須賀を見よう」
(夏の市民活動スタンプラリー参加企画)参加者7名+案内・説明者+船長+写真家
梅雨空が晴れ渡り、海風の涼しい日でした。遠方から参加の方を含めて皆さん横須賀の海を堪能したようでした。12号バースの工事現場と6号ドライドックで修理中のキティホークを見て、どんな感想をもたれたでしょうか。横須賀は戦争現地の様相です。写真家の撮影された12号バースの現況写真をご覧になりたい方はご連絡ください。
11日 「空母ミッドウェイ母港30年・キティホーク母港5周年抗議集会」(地区労主催)
久しぶりに3000人(主催者発表)の人々が集まり、<戦争の道具・空母の横須賀母港>に抗議しました。今回は若い人々の参加が多く、活気溢れる集会でした。予想される原子力空母の母港化を阻止するために、未来の活動を担ってくれる人がたくさん出てくれるよう期待しています。
夏の疲れるの出始めるころ、雨もよいの日でしたがたくさんの参加を得て、今後の運動を展開するために幾つかのことが話しあわれました。
- 署名用紙・ビラ・パンフレット『基地の汚染と原子力空母の母港』のリニューアル
- 宣伝グッズの作成
- 宣伝カーの充実
- 会員の拡大と広域的な宣伝
- 情報公開と問題点の整理。
署名用紙のリニューアルは、横須賀市が「12号バースの工事着工を了承」したために、見直しを迫られた状況です。今後、リニューアルされた場合に問題になる署名の提出先、署名の対象者などを含めて、慎重に検討していく予定です。
例会終了後、暑気払いをしました。10名が参加し、みんな満足して、次の活動の場へ散っていきました。
2003年9月
7日 ピースフェスティバル in 大和
曇り空ながら何とか終了まで雨が降らず、盛会のうちに幕を閉じました。 市民の会は横須賀基地関連の資料の販売と署名などに取り組みました。すでに4年間の継続署名ですので済ませた方が多かったのですが、それでも32筆が集まりました。
舞台が各団体の出店と対面になっているので、どの方向からも見ることができるせいかかなり盛り上がっていました。横須賀からも約10人が参加しました。
21日 街頭署名・・・今月も雨にたたられ、2か月連続のお休み、残念。
例会(参加者16名)
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署名用紙のリニューアル、継続署名か第二次署名かについて検討
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今後の各種の原子力空母横須賀母港化反対運動との連携
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11月16日開催予定の5周年記念総会の内容の検討
2003年10月
5日 空母ミッドウェー母港30年と原子力空母母港反対運動への取り組みなどを
考える集会が開かれました。(主催:神奈川平和運動センター、地区労)
12日 街頭署名(参加者数10名、署名者数45筆)
例会(参加者数16名)
先月に引き続き、署名用紙のリニューアル、会員数の増員、実働メンバーの確保、他の運動体との連携・提携について話し合いました。12号バースの本格工事は現時点では未着工です。
19日 第18回ピースフェスティバル in ヨコスカ
*暑いくらいの秋晴れに恵まれ、今年もフェスティバルは大成功。市民の会と NEPAの会は例年どおり隣り合わせで開店。リサイクル市は大賑わいだったが
単価が安いので、収益は少ない。原子力空母反対署名は比較的に反応がよく、 135筆が集まりました。
* 基地ウォチング船に乗船した方が、解説を聞いて危機意識を募らせ、空母寄港・母港化反対の意思を伝えに市民の会のテントまできてくれました。平和を望む人々の思いがつながっていく機会としても、このお祭りは意義のあるものです。一年をかけて準備をしてくれた実行委員会に感謝します。
27日 街頭宣伝車巡回
11〜14時。市民に29日の原子力防災訓練実施を知らせ、関心を喚起するため街頭宣伝車を巡回しました。参加者2名。
29日 原子力防災訓練に参加・見学
第二回目の今年は、米軍も参加しての訓練になりましたが、「米軍基地内に設けられた放射能漏れ事故監視用のモニタリングポストで、通常の50倍以上の放射線が感知された」という想定で行われたものです。この異常値検出の原因は、「基地周辺の工事機器の影響」と分り、沢田市長が安全宣言を出して訓練を終えた、と報道されています。米軍はこの訓練を「原潜事故を想定したものではない」と強調。しかし、「あり得ないことだが、万が一に原子力艦船の事故が起きた時は市に連絡する」と述べ、沢田市長は「原潜事故は一回もないと聞いてはいるが、就任当時から原子力艦の災害マニュアルの整備を国に要望してきた」、と訓練の必要性を説明したと報道されました(10/30日付 朝日新聞)が、原子力災害を防ぐ最大の要件は、原子力艦船の入港を拒否することにあるのではないでしょうか。
今回の訓練には放射性物質を測定するスクリーニングや安定ヨウ素剤の服用講習なども実施され、市民1500人が参加しました。
2003年11月
12日 原子力艦船事故防災訓練・出前トーク・意見交換会
16日 市民の会総会が開かれました。順を追ってご報告します。(参加者:50名)
1. 10/29の原子力艦船の事故を想定した横須賀市の防災訓練の模様を撮影したビデオを見ながら、撮影者の解説を聞きました。今回の訓練に参加した市民は1500人と報道されていましたが、事故の発生元として可能性のある米軍の参加は「電話による連絡参加」に限られ、横須賀市あるいは市民との合同訓練にまでは至りませんでした。次回以降の目標点として要望されます。市内小学校児童の避難、ヨウ素剤の配布手順確認など前回より訓練が追加されていたので、米軍の直接参加がなかったのが一層残念でした。
2. 記念講演:『東海村臨界事故・その後』、講師:大泉実成さん
(臨界事故被害者の会代表)
主に事故後の村民の状況についてお話を伺いました。茨城県の健康診断(事故後3回行っている)に付いての「アンケート結果報告」によると、最近(2002.4月)の健康診断の受診者は304名で、前年(2001.4月)に比べて60名以上が増加しており、健康診断が行われていることが以前は衆知されていなかったのが大きな原因とされています。診断を受けて理由については、
イ.現在体調が悪いから13.8% ロ.健康に不安があるから57.4%
ハ.事故のことを思い出すと不安になるなど、精神的に悩むことが多いから14.9%
ニ.人に勧められたから10.3% ホ.その他35.9%
となっていて、体と心に不安を抱えている人が多いことが分ります。
事故についての、JCO内部関係者の状況についての情報公開は一切ないとのことでし た。横須賀での放射性物質の事故などがあった場合のことを重ねて考えると、初期段階
の情報伝達がスムーズになされるか、情報は正確か、などについても懸念されます。
3.大和・厚木からの報告 FA18スーパーホーネットの配備に関連して、厚木基地爆音防止期成同盟の鈴木保さんは、「裁判で爆音が違法だと5回も判決が出ているのに、政府は具体的な施策をだしていない。スーパーホーネットが配備されれば騒音激化が懸念される。今後、監視と騒音測定を強化し、政府に対し、抗議・要請活動を行う」と語りました。
4.市民の会の活動・12号バースの工事の現状報告
◆12号バースの本格工事は11/4日に着工されてしまいました。設計上の問題の検討などまだ万全の対策は立てられていないうちの工事開始です。この工事は将来の原子力空母の母港に対応するものではなく、あくまですでに母港化されている空母の運用をスムーズにするためと説明されていますので、私たちはこの説明を決して忘れず、
将来、原子力空母の配備などさせないためにも、ずっと見守っていく必要があります。引き続き市の担当部局との交渉は続けます。
◆ 工事開始に伴い、市民の会の運動も第2段階に向けて、各種の方策を立てる必要があります。先ず考えられるのは、市民にこの問題を浸透させるために何ができるかを検討し、実行に移すことです。署名用紙のリニューアルも含めて、検討する予定です。皆様からの名案、妙案、ご意見などをいただければ幸いです。
27日 対市交渉:6団体合同(参加者10名)
本格工事が着工されたことに抗議するとともに、港湾管理者としての横須賀市は工事の新たな段階や、内容の変更がある場合には、事前の書類審査→市の審査→市の許可→工事の着工という港湾法上の原則を確認のうえ、国にたいして厳しく指導されたい
(その他9項目)
と申しいれました。
2003年12月
13日 街頭署名・例会
街頭署名の前の「イラクへの自衛隊派遣反対」のビラ配布に参加した方を含めて約10名が署名活動に参加、せわしなく人々が行き交う師走の街で原子力空母の母港化の危険性を訴えました。運動を始めてから5年が経過し、2008年まであと5年という時期になり、行動する側は危機感を募らせています。横須賀市の原子力空母の危険性に対する真摯な取り組みにも期待しつつ、私たちの運動も再構築する必要があります。
2003年(前半)へ
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