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「市民の会ニュース」15号(2000-5-1)

12号バースの護岸工事が着々と進む。

 横須賀を原子力空母の母港にしようという動きの第一歩である米海軍横須賀基地12号バースの延長整備のための護岸+汚染対策工事について、防衛施設庁は4月に入ってから どんどん工事を進行させています。また山側の遮水壁についても調査を進め、施工計画書を、横須賀市に提出しています。防衛施設庁は汚染対策工事を、来年度半ばに終了し、その後に延長整備工事にとりかかりたいと発表しています。今こそ国と市に、私たち市民の原子力空母母港と、12号バース工事へのノーの声を届けていく必要があります。

署名35000名に迫る。1人でも多くのみなさんの署名へのご協力を。

 毎日、市内、市外の様々な方々から、署名が寄せられており、署名は5月1日現在、34805名で、35000名に追っています。みなさん本当にありがとうございます。 しかし原子力空母母港をストップさせ、市の姿勢を変えさせるために、できるだけ早い時期に最低5万を集めたいと思います。そのためには、1人1人のご協力と工夫が不可欠です。今回も署名用紙を同封させて頂きましたので1名でも結構ですので、お寄せ下さい。 また署名拡大のためのお考えもお寄せ下さい。

原子力防災問題の地元、三笠公園周辺で、戸別地域署名活動を行いました。

 今回は第二回目の戸別地域署名活動として、原潜の寄港する横須賀基地の至近距離、今進行中の原子力艦船防災問題の地元である、三笠公園周辺の5棟のマンションに、4月15日(土)にチラシの配付、16日(日)に、2人1組で戸別訪問をして、署名活動を行いました。16日には12人が参加して、2時間で92人の署名がとれました。前回の久里浜の署名と比べて、原子力問題への関心の強さはイマイチでしたが、中にはよく説明をきいた上で納得して署名をしてくれた人もいて、元気つけられました。参加者のみなさん本当にご苦労様でした。(→林さんの記事参照)

市民の会の活性化のために、次回例会へ、ぜひご出席を。

 市民の会発足から1年半、着実に署名数を集めてきましたが、一方で参加者が固定したり、活動がマンネリ化してきているのでは、との指摘もあります。そこで5月の例会では
1.多くの人に呼びかけて、例会だけでも参加してもらう。
2.会の活性化のために、会としての取り組み、アイデアを出し合う。
3.会の課題をハッキリさせ、それをもとに役割分担、連絡体制等を決める。
等について、ザンクバランに話し合おうということになりました。末広がりの運動を目指して、みなさん5月の例会には、特にご気軽にご参加下さい。

米海軍の原子炉事故対策マニュアルの勉強会を計画中

 さる4月27日、東海村の事故の2人目の犠牲者として、篠原さんが亡くなりました。
原潜の寄港と将来の原子力空母の母港を憂慮する私達としても、ますます不安は増大するばかりです。米海軍は、『原子炉事故と放射能事故』という最悪の事故の際の対策マニュアル等を、各基地各艦船に作成指示しています。この指示書の中には、横須賀での原子炉事故の防災対策について重要な情報が、多数書かれています。市民の会では、この対策マニュアル指示書の勉強会の開催(できれば市の防災担当者も招いて)、横須賀基地の対策マニュアルの情報公開請求等を、検討しています。(この訳の必要な方は、事務局まで)


「三笠公園周辺のマンション戸別訪問92人の署名が集まる」

林美喜子 記

4月16日昨日からの雨も午後には止み、肌寒い日でしたが11人が2人一組で三笠公園周辺5ケ所のマンション(総戸数455戸)に戸別訪問をしました。私は山田さんと組んで72戸を廻りました。三笠公園のすぐ前で、絶好のロケーションです。山田さんが主旨説明をし私が補足をしました.最初は前日配布したチラシを読んでくれていたりと良かったのですが、留守、引越しと不在のお宅が多くチラシも読んでいない、知らないと言われたり、必要ない、解らない、公務員だから出来ないと断られました。あるお宅では説明をすると「街頭署名はいいがマンション内は、管理組合を通して許可をもらうようにと」言われ我々の会の説明をしても駄目の一点張りで署名を貰えませんでした。その中で、基地に勤めている人が署名をしてくれたので嬉しくなりました。呉東事務所に戻り集約すると呉東さん、筧さんが15名、清水さん、津島さんが17名、飯塚さん、瀬崎さんが24名、小林さん、石井さん、牧野さんが25名でした。今回感じた事は、基地の近くなのに原子力空母の危険性を感じていない人が多かった事でした。市も放射能事故の防災対策をしている旨を住民に対しPRして欲しいと思いました。又外国の方も多く住んで居るので、英文のチラシを作って配付してはとも思いました。

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