司会進行 呉東正彦 小林宏光
趣旨説明 広沢 努
JCOの事故を通して横須賀市では原子力艦船の事故対策をどう考えているか消極的な国に対し、市はJCO事故以前から国に働きかけていた。そして米軍と12年1月13日(第1回)、1月31日(第2回)の防災連絡会を開いた。それに関連してお話しいただきたいと思っています。
(江指基地対策課長)
昨年の4月から原子力事故対策に本気で取り組み始めた。
市は米軍に対して原子力艦船事故についての話し合いを申し入れた。
米軍は一般的事故対策を話し合うならということで第1回が話し合われた。
原子力艦船については政府間レベルの話と言って取り合わない。
無理に押し進めれば米側は連絡会を打ち切りかねない。
重大事故が起きたときは双方いち早く情報を発し連絡を取る。
米側防災マニュアル、役割については2回目の話し合いでなされた。
3回目以降、米側の防災マニュアルがどうなっているか現地も見ていきたい。
市としては原子力災害については原子力空母と民間の二つにはっきり分かれている。
(高橋消防局防災課長)
横須賀市の防災対策を米軍側に説明
●地震災害想定
- 広域避難場所 51(水道貯水タンク設置)
防災資機材倉庫 5(田浦、三春町、久里浜、長沢、衣笠)
防災倉庫 95(非常食13万人分備蓄)
防災無線スピーカー 392箇所設置
医療体制 一次応急救護処置病院 40〜45医院
小学校体育館を応急救護所に5箇所くらい
●地域防災計画 現在改訂中 12年中に改訂完了
イ、地震対策 ロ、風水害防災対策
6つの災害防災対策
1,海上事故 2,鉄道事故 3,道路事故 4,放射性物質事故 5,危機対策 6,火事
プラス 原子力防災対策を検討中ということを米軍に話した
原子力災害対策 調整中 法律とは別
複数の連絡網をしっかりしたい。防災訓練についても作っていく
基地は入っていない
・ 原子力事故用防護服 5着、放射能測定器 5器を買い入れた
地域防災対策
予防計画 備え
応急計画 予防計画に則って
復旧計画
市がこのような計画中にJCO事故は起きた。この後JNF立ち入り検査
(八田羽環境管理課長)
2年前から原子力艦船の放射能測定している
モニタリングポスト 4カ所で連続測定している
昼間は国が2人、県が1人、市が1人
夜間は市が2人
→艦船入港時に調査している
参加者からの質問・要望
米軍側は原子力事故に関しては口をつぐんでしまうが、何かを得るために話し合いを続けていきたい。この話し合いについて外務省に書類を持っていってるが、国は米軍と会議を持ってよいと言っている。
現在災害の被害想定は風向風力計によるが米軍間で作る場合根拠法はない。災害時には全市に対策をとれるように現在計画を作っている。
モニタリングポストの数値は原子力特別措置法のインターネットに常時載せている。
原子力艦船に対して測定器の設置を国に要望しているがゼロ回答。
災害のレベル毎の対策はできていないが、市としてはどの様な事故・災害にも対応できるように通報体制を整えておきたい。避難の仕方についても勉強しなければと思っている。
と言うことだった。
呉東弁護士の「4月以後にも再度このような話し合いを持ちたいと思います」で終了